PERFORMANCE
高気密住宅C値0.3・全棟気密測定と報告書開示を標準化
結論
気密は、「C値0.5以下」が正解。
アーキ・モーダは全棟で気密測定を行い、C値0.5以下を目標としています。(実測平均0.3以下)測定結果は報告書としてお渡しします。
仕様書を閲覧する 標準仕様書(PDF・258 KB・2026年10月更新)。新しいタブで開きます。
近年、気密の重要性は業界の共通認識になりつつあります。日本建築学会も2026年に気密性能の環境基準「AIJES-A0009-2026」を刊行するなど、気密はいまや住宅性能の中核として位置づけられています。
気密は「一度測ったら終わり」ではない
意外に知られていませんが、気密性能は新築後も一定ではなく、経年で少しずつ低下します。長野市の実測例では、ある住宅でC値0.83が20年後に1.90へ、別の住宅でC値0.57が14年後に1.10へと、いずれも約2倍に悪化していました。気密は「建てたとき」ではなく「住み続けるあいだ」の性能で考える必要があります。

劣化は、どこで起きるのか
劣化の主因は、壁体の乾燥収縮(木材の経年変動、気密テープやフィルムの密着低下)で、全体の約7割を占めるとされ、次いでサッシ・ドアまわり(パッキンの硬化、シーリングの痩せ)が約3割と言われております。
だから、新築時にC値0.5を狙う意味がある
新築時C値1.0ギリギリの家は、20年後に2.0近くまで悪化し、給気口からの給気割合が大きく下がって24時間換気がうまく機能しなくなります。また最近流行りの「全館空調」は、C値1.0以下で機能するシステムです。新築時C値0.5を確保しておけば、20年後でも1.0程度を保ち、計画換気と安定した空調環境を維持できます。つまりC値0.5は、単なる「こだわりの数字」ではなく、20年後の換気の安定性まで織り込んだ設計値なのです。

気密が崩れると、壁の中で何が起きるか
気密と計画換気が崩れたときに生じるのが、壁内結露です。壁の中は目に見えないため、問題が進行しても気づきにくいのが怖いところです。築30年以上の木造住宅42棟を解体調査した報告では、全棟で腐朽または蟻害が確認され、うち39棟は被害が地盤面から1m以上の高さに達し、28棟では梁桁より上でも腐朽が見られました。気密は、住まいの耐久性とご家族の健康に直結します。(出典:川田達郎 2018)
大切なのは、「証拠」を出せること
「うちも高気密です」と言う会社は多くあります。しかし「C値はいくつですか?」「測定報告書はありますか?」と尋ねたとき、明確に答えられる会社は限られます。これは技術力の差というより、「証明できるかどうか」の差です。アーキ・モーダは全棟で気密測定を実施し、測定報告書をお渡しします。一冊の報告書が、何十回の「いい家ですよ」よりも確かな安心をお届けします。
まとめ
- 気密性能は経年で劣化する(20年で約2倍)。だから新築時にC値0.5を狙う意味があります。
- 気密測定は「測っている」だけでは不十分。条件をそろえた、第三者性のある全棟測定が重要です。
- 気密は計画換気・壁内結露の防止・健康に直結する。「あったほうがいい」ではなく「なければ品質を担保できない」性能です。
さらに詳しく|ブログ「気密施工の重要性と気密シート」
