PERFORMANCE
耐久性の高い家ホウ酸処理によるシロアリと腐朽菌対策
結論
家の耐久性向上は、「シロアリ対策」と「腐朽菌対策」が正解。
アーキ・モーダは、「シロアリ対策」と「腐朽菌対策」という2つの劣化要因に対し、「ホウ酸処理」と「内部結露計算」で万全の対策を施しております。
仕様書を閲覧する 標準仕様書(PDF・258 KB・2026年10月更新)。新しいタブで開きます。
アーキ・モーダの【シロアリ対策】
基礎下全面 | 防蟻シート施工
防蟻シートとは、シロアリの侵入と床下の湿気を同時に防ぐための特殊シートで、シロアリを寄せ付けない忌避(きひ)成分が練り込まれたシートです。このシートを床下全面に敷き込みます。
土壌処理 | アルトリセット施工
アルトリセットとは、シンジェンタ社が開発した次世代シロアリ防除剤です。薬剤に忌避性がないため、薬剤に気づかないシロアリの体に成分が付着しそのまま巣に持ち帰らせることで女王アリや他のアリへ次々に伝播し、コロニー(巣)全体を壊滅させます。
*哺乳類、鳥類、魚類には非常に毒性が低く、臭いもほとんどありません。
配管の基礎貫通部 | 防蟻フォーム施工
配管などが基礎を貫通する部分は、シロアリの侵入口となります。貫通部の隙間は防蟻フォーム、又はモルタルでしっかりと埋めます。
躯体全体 | ホウ酸処理
ヤマトシロアリ、イエシロアリ、アメリカカンザイシロアリからの食害を防ぐためには、従来の基礎天端+1mの範囲の薬剤処理では到底防ぐことができません。アーキ・モーダでは構造体の木材すべてにホウ酸処理を行い、万全のシロアリ対策を行います。

なぜ「シロアリ」と「腐朽菌」が耐久性を決めるのか
木造住宅の構造材(土台・柱・梁)は、地震や台風で壊れるよりも先に、シロアリの食害や腐朽菌による腐食で強度を失うケースの方がはるかに多いとされています。シロアリは木材の内部から食い進むため外見に変化が出にくく、腐朽菌は湿った木材を好み、断熱材や外壁内部など目に見えない場所で進行します。どちらも「気づいた時には構造材の強度が大きく低下している」という共通点があり、定期点検だけでは限界があります。
耐震等級3を構造計算で取得していても、土台や柱がシロアリや腐朽菌で劣化していれば、設計上の強度はそのまま発揮されません。耐久性対策は、耐震性能を将来にわたって維持するための前提条件でもあります。
今後シロアリ対策が大きく注目される理由
日本ではシロアリと言えば、ヤマトシロアリ、イエシロアリ、アメリカカンザイシロアリの3種類が確認されています。特に関東南部ではヤマトシロアリが主流で、その被害の特徴から、床下及び基礎天端から1mまでの高さの部分(土台、大引き、柱、外部下地合板)の薬剤処理が一般的でした。
しかしながら温暖化の進行で、本来関東沿岸部の温暖地に生息していたイエシロアリや、外来種であるアメリカカンザイシロアリがヤマトシロアリの生息地に及んできております。
イエシロアリの被害は基礎天端から1mの高さにとどまらず、さらに上部の柱や小屋裏など建物全体に広がりやすく、アメリカカンザイシロアリは集団で飛来し、小屋裏などに直接入り込んで建物上部から被害を広げていきます。
そうなると、今までの防蟻処理、防蟻範囲ではシロアリ被害を防ぐことはできません。
シロアリ対策|なぜ「ホウ酸」処理を行うのか
多くの木造住宅は、薬剤を使った防蟻処理のみでシロアリ対策を行なっているのが現状です。かつて防蟻処理剤といえば、「クロルピリホス」という強力な薬剤が主流でしたが、シックハウス症候群が問題視され2003年の建築基準法改正で使用が禁止されました。今は「有機リン系・ネオニコチノイド系」が主流ですが、薬が効く期間がおよそ5年となっており、定期的に防蟻処理の再施工が必要となります。5年ごとの再施工は不経済であると共に、再施工は床下部分しかできず、柱や外壁の下地合板への施工はできません。そこでアーキ・モーダは、薬剤を使わず「ホウ酸処理」を行なっております。
ホウ酸は揮発せず半永久的に効果が持続しますので、再施工が不要となります。
ホウ酸の優れたメリット
- 高い安全性:ホウ酸は揮発しないため、室内の空気を汚染しません。アーキ・モーダは基礎断熱工法を採用しており、床下の空気と居室の空気が共有することになりますので、ホウ酸処理は、安全性を担保する上で絶対に必要な対策と言えます。
- 半永久的な効果:ホウ酸は無機質のため経年劣化で分解されず、効果は半永久的に持続します。
- その他の害虫にも有効:ホウ酸はシロアリだけでなく、木材を食べるキクイムシやクロアリの予防にも働きます。
- カビや腐朽菌の抑制:ホウ酸はカビや木材腐朽菌の細胞内に浸透してエネルギー代謝を阻害し、繁殖を抑制・死滅させる高い効果を持ちます。
腐朽菌対策|なぜ内部結露計算を行うのか
内部結露計算とは、外壁面の壁の内部に結露を起こさせないために、どのような素材構成が適切かを探る計算です。夏型結露、冬型結露と絶えず結露リスクにさらされる壁の内部が一旦結露すると、腐朽菌の温床となり、柱を腐らせます。
腐朽菌は、含水率が概ね20%を超える木材で繁殖が進むとされ、シロアリと同様に高温多湿な環境を好みます。腐朽菌対策の本質は「壁の中を乾いた状態に保つ=結露させない」という、建物の構造そのものに関わる課題です。
気密シートが逆効果 | 夏型結露が怖い
壁の中の結露防止に対して、気密シートの施工が一般的ですが、実はこの気密シート、冬は良い仕事をしますが、夏は内部結露を助長させてしまう原因を作ります。あまり知られていませんが、内部結露計算を行うとはっきりと答えが出ます。
アーキ・モーダでは夏型結露、冬型結露の両方に効く調湿気密シートを使うことで、内部結露の防止、強いては腐朽菌の繁殖を抑えます。
ちなみに外壁の通気工法は、冬型結露には効きますが、夏型結露についてはかえって不利に働きます。
アーキ・モーダが構造・処理・通気の3点を組み合わせて耐久性を確保するのは、「数字に表れにくい劣化」を未然に防ぐことが、ご家族の安全と住まいの資産価値を長期にわたって守る、最も確実な方法だと考えているためです。
